実習生との過ごし方
今年も有難い事に、獣医学生・看護学生・トリミング学科の学生さんに実習に来て頂いています☻
獣医学生の皆さんには、院長の診察を1日しっかり見て聞いて頂き、
手術の見学、病院犬を使った実習を組んでいます。
ただ「見学」ではつまらないですからね☆
当院ではできる限り、実習形式を組める様に努めています。
先日一週間実習に来てくれました、トリミング科の実習生ちゃん☆
数日は本人のやる気や、雰囲気を見る為に診察の見学や雑務を中心とした実習ですが・・
3日目以降、病院犬を使ったトリミング実習を2回入れました☻
先輩スタッフが横に付き、どの様に作業を進めていくのかフォローしながら・・
学校では中々やらないであろうシャンプー犬の全身バリカンを体験して貰います。
鋏カットよりも、バリカンでの全身カットの方が難しいです!!
どの向きでバリカンを入れ、どう動かしていけば一番早く刈り終わるのか・・・
そして、バリカンの刃に熱が籠る前に刈り終われるか・・
半分は自由に刈って貰い、私は眺めて待ちます。
その後、どうしたら良かったかレクチャー♪♪
教えた後すぐに、同じ部分を見たままに刈って貰い・・・・
理解の違いがあれば、すぐ私が刈り直し→実習生が刈り→の繰り返し。
トリミングは、就職先の先輩達が如何に「基礎から教えてくれるか」にかかっています。
どんなに学生時代腕の良い生徒でも、それはあくまで学校のお客さんレベルのカットです。
(学校では自分達生徒側が学校にお金を払っているので、お客さんですよね☻)
学生時代と違い、自分達が技術を上げ、看護の勉強もし、オーナー様からお金を頂けるカットに
仕上げるには「どの様な環境に身を置けるか」がポイントになると思います。
これは、私自身が就職してからずっと困っていた事でもあり、解決の糸口を探し続けた事でもあります。
だからこそ、自分が開業した際には「同じ動物業界で生きて行く仲間を助けたい」と思っています。
力になれる様、今でも毎日何かしらの勉強を続けています。
(経営・スタッフをまとめる力とは・トリミング・看護・言葉の使い方等・・)
当院のスタッフ達は皆、何かに特別秀でいている子ではありません。
ただ、皆「仕事が好き」です。
私はその気持ちに応え続けたいので、時間が空けばトリミングの勉強会を即席で設けたり・・
スタッフがカットした子を再度チェックして、
なぜ「オーナー様からお金を頂けるカットではなかったのか」を伝え続けています。
少しの変化で変わります。
でも、少しの変化を自分の目で見て気付ける様になるには、勉強が必要です。
当院のメンバーはトリミング科以外の卒業生が多く、
腕を上げる為に沢山の努力が必要なスタッフばかりですが・・・
本人のやる気次第で、いくらでも未来は変えられます。
それを、看護科を卒業しトリミングの成績が落第生だった私が、証明していると思っています。
これからも流行りのカットを学び、流行りの道具を知り、そして看護の知識を身に付ける・・
と、まだまだ勉強は続きます。
「わんこが心からトリミングを楽しみ」同時に「スタッフも心から仕事を楽しむ」環境が
私の考えるBESTです。
もし、少しでも共感して貰えたら実習に足を運んで下さい☻
スタッフ一同、充実した実習となります様準備してお待ちしております☻